自分ルール

 久々の更新。なぜか自分のなかで「研究室ロボコンが終わるまで更新しないルール」を設定していたので更新していなかった。新しいパソコンロボコン当日に届いたので、せっかくだから新しいパソコンで更新しよう、というルールも追加。そんなこんなで今日になってしまった。
 私はなぜか自分ルールを立てる癖がある。共感を得られる自分ルールとしては、子どもの頃に「帰り道に白いところしか踏んではいけないルール」なんてところだろうか。ただ私が異常なところは、白いところがなくなると本気で悩んで、いったん来た道を引き返して白い石を拾ってきて道を作って通るほどである。そんな小学2年生(馬鹿)。
 ただ、案外この自分ルールは気に入っている。買い物をするときに「これ!」と決めて探してしまい、なかなか理想とするものが見つからないことがあったり、WASA現役の頃に決めた帰り道の茅ヶ崎駅−家間(1.5km)は全力ダッシュなどというルールを決めて、明らかに体調悪いのに全力疾走して気持ち悪くなったり(※良い子はマネしないでね)。今思えばとある人に話していた「20歳過ぎるまでは……」も自分ルールか(ごく一部しか通じないなコレ)。ばかばかしい結果になることが多いが、いままでここまでやってこれたのも自分ルールに耐え抜くことで身に付いた根性のおかげな気もする。馬鹿も度が過ぎるとプラスになることもある、ということか。

 ……本題に入ろう。

 ロボコンは、相方も自分もいわゆるロボコン的な競技は初めてだったが、相方との相性が良かったのか、なんだかんだで準優勝。決勝は勝負していて本気でワクワクするような内容だった。結果発表もお互い言われるまでどっちが勝ったか微妙な感じなところまで戦えたし、やりきった感がある。
 とはいえ、回路製作、電源の話など、様々なところで他チームの協力を得ていた。なんというか、全員ライバルなはずなのに、お互い協力し合って向上しているのが感じられて、研究室のメンバーに恵まれていることをより痛感することができたのが一番の収穫である。おそらく、B3でこんなメンバーが揃っているのはうちの研究室くらいだろう。そう思うほどの誇れるメンバーである。

うちのチームの機体『かなすけ』。

パイロットの『そうさんた(「そうさ」する「さんた」)』。相方のネーミングセンスに感服したw


 操縦しているときに、観客の研究室の先輩方から「ゲーマーだ」とか「鬼畜だなぁ」というセリフが聞こえていたのが印象的。褒め言葉でいいんですよねこれは。
 あとは22日の「生卵を3階から落としても割れない入れ物を紙だけで作れ」が終われば班分け面談。楽しみなような不安なような。



 それと先日、ついにサークルを正式に追い出される立場になった。思い返してみると、やはり長かったような、短かったような……引退してもう20週間経ったが、いまだに「引退できた」という安堵と「引退してしまった」という、なんともいえない──やりきれないような──感覚が互いに闘っている。
 本人は覚えていないかもしれないが、追いコンの飲み会でしんぺーが「25代がいくらうまく飛んでもうちらは成仏できないんだよ」と言っていたのが、現役には忍びない気もするが、自分の中では救いだった。正直、25代が帰ってきてくれたとしたらその瞬間はうれしいかもしれないが、「なんでうちらは……」という気持ちに苛まれてしまう気がしていた。こんな考え持ってる人はいないのかな……と思っていたので、変な意味で安心した。やっぱり、どこかで諦めきれていない。さらに厳しい事を言えば、今の現役を見ていても、まだまだ負ける気がしないのである。はじめからタイムトライアル用の機体を作っているというハンデを与えているとしても、だ。機体製作の技術云々ではなく、「賭けている何か」、も。
 こんなことを書くといろいろなところから批判が出てくる気がするが、現役のときから批判を受けることはわかっていても、それでも自分の主張を表に出したり、下手すると自分以外の人にも悪影響を与えてしまうような意見でも曲げずに伝えるということをやってきたつもりだ。「分かってくれる人が分かってくれればいい」という考えは間違っていると考えているので、その両立をどうすればいいのか、というのが当時の悩みで、未だ解決していない要素である。だからといって、解決していないことを怖がって進まないのは「自分ルール」に反するので貫いている。
 なんとなく、@okuがたまにtwitterで不安定になっているときに、似たようなことがあったなぁと思う。とりあえず1年間だけ長く生きてきたものの助言としては、とりあえず自分の考えを貫いていいんだよ、ということくらいか。若干@okuとは考えの方向は違う気がするが、根本にあるものは同じな気がする。応援しているのは駆動系だけじゃなくてWASA鳥人間なんだ。できることならば、後輩にも色々なところで関わっていきたいところ。

 ……また話が飛んだ。
 とはいえ、25・26代にはどこかで24代に「これは勝てないな」と思わせるほどの何かを持ってくれるだろう、という期待もある。実際、最近駆動系に顔を出すと、ようやく「らしさ」がみんなに出てきているのが見える。この人はここの長所を生かしてくれればきっと24代を超えられる、と思っていた「個」の長所が爆発するところまで来ている雰囲気だ。本人達は気づいていないだろうが、ようやく何かの殻が破れてきたのだろう。これからが楽しみだ。

追いコンでもらった王蟲プランターのカイワレダイコン。明日には食べ頃か。